第22回「倉友会」参加報告
川崎医科大学附属病院 松田英治(1期生)
今年、放射線技術科は31期生を社会へ輩出しました。ゆえに我々1期生は、教員と共に歩んだ学舎を巣だって、すでに30年が経過したこととなります。あまりにも早く過ぎ去った時間、「後輩に会ってみませんか」との黒住支部長(4期生)のお誘いに「少し懐かしんでみよう」と快諾し倉友会へお邪魔することになりました。また、31期生卒業という響きに何処となく親しみと深い因縁を感じたことも事実でしょう。 第22回倉友会総会は、平成22年6月12日に下関市において開催されました。総会当日は梅雨入り曇後雨の予報と裏腹に、蒸し暑くどんよりと晴れ渡り、しかも強風という下関らしい?天候となりました。下関駅で黒住支部長、荒尾副支部長(8期生)と待ち合わせ、会場となる「国民宿舎 海峡ビューしものせき」へと向かいました。 まず、学習会が行われ西本会員(22期生)による「X線CT検査の基礎的な話」、画像再構成処理を解り易く説明され、X線CT検査と縁のない私でさえ興味深く聞くことができました。次に予定演者の都合により急遽、村田会員(12期生)による「膝関節のX線撮影法」の発表が行われました。この演題も当日の朝、「慌てて病院へ資料を取りに行ったもので・・・」とは思えない詳細な内容で、自身の会得したコツまで披露され普段の努力を感じました。総会では本会の運用が、健全かつ円滑に行われていることを確認することができました。また、本会を益々盛大とするために予備費の使途方法を再検討してほしい旨が黒住支部長より提案されました。 この会場は、関門海峡のライトアップが一望できる贅沢なステージとなっています。その豪華な夜景と強風吹き荒れる海峡を背にして懇親会は始まりました。小石澤会長および黒住支部長の挨拶、そして白石会員(2期生)の乾杯の音頭とともにステージは、一気に最高潮に達しました。同窓生とは、つい先日まで一緒だったかのように気軽に声をかけあい、何でも相談してアドバイスし合える不思議な仲間だと感じました。新入会員とも病院事情や人間関係の話題となり、数か月前までの学生という殻を破った逞しさを感じました。下関で過ごした時間、当初の思惑とは異なり一度も過去を懐かしむことなく、先輩の経験と後輩の新鮮な発想が存分に交わされ、私自身の新しい目標を得ることもできました。 今回、会員の皆さまには大変お世話になり、また、気軽に声をかけて頂いたことに心から感謝を申し上げます。今後の倉友会の益々のご発展をお祈り致します。 6月吉日
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