平成28年度第26回倉友会総会で、第4代の会長に就任しました6期生の増矢勝史です。
倉友会は「倉敷で共に学んだ友の集う会」で結成された川崎医療短期大学放射線技術科同窓会九州・山口支部です。本会も発足当初は会自体も九州・山口では卒業生も少なく、少数で運営をしていました。その後、諸先輩方、後輩の皆様の尽力によって、倉友会は一般の同窓会と違い、倉敷から遠く離れた地で働く会員相互の向上を目指す会として拡大していきました。これまでに小川正人 氏(1期生)、塩谷正貴 氏(8期生)小石澤学 氏(17期生)らが会長を務められ、今日まで続いています。
さて、倉友会が発足して30年以上の年月が過ぎようとしています。本会も現在では400名を超す会員となり、大学病院、公的病院、民間病院、個人病院、医院、クリニック、健診センター等の種々の施設に就職し活躍されています。近年、診療放射線技師としての私たちを取り巻く環境は大きく変わりました。ひと昔前、会員の皆様が仕事上の情報収集をするためには、学会、講演会、研究会、本等が主流でした。現在でも多くの学会、講演会が開催されていますが、これに加えてインターネットを利用した情報収集やSNSを利用した意見交換が格段に容易くなりました。個人病院、医院、クリニック等でも、その分野に特化した診療科では公的病院や民間病院より専門的な知識を要求されますし、最新技術、症例などは大学病院、公的病院民間病院等の方がより多くの経験を積んでいらっしゃいます。しかし、より多く、詳しくこれらの情報を得るためには基本的に質疑応答出来る環境、つまり顔を突き合わせて、議論をする場であると思っています。倉友会総会時の学習会、懇親会では先輩後輩関係なく、ざっくばらんに仕事での悩み、疑問などを語り合いながら過ごすことができ、元気をもらうとともに刺激になります。その関係が作りやすいのも同じ川崎医療短期大学卒業生だからであると考えます。
学科開設して40年が過ぎ、川崎医療短期大学卒業生も間もなく定年退職者が出る時代となってきました。また川崎医療短期大学「放射線技術科」も学生募集停止になり、平成29年4月に川崎医療福祉大学「診療放射線技術学科」として新たなスタートを切ります。そして、4年後にはその診療放射線技術学科の卒業生が社会へ出て行きます。
本会の今後の課題は
@ 倉友会自身の今後の運営方法の検討(次の世代への引継ぎ)
A 川崎医療福祉大学へ移行することに伴う今後の会の運営
B 川崎医療福祉大学卒業生との連携
等があります。
倉友会も新しい時代へと向かっていますが、設立時の理念を忘れず、今後の課題に取り組みたいと思います。倉友会会員、放射線技術科支部の皆様、今後ともよろしくお願いします。
|