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学長からの挨拶

絆ばなし


学長
山口 恒夫

 先般、急に私が今城吉成前学長からその職を引き継ぐことになってしまいました。私はもちろんのこと、同窓会(松丘会)の皆さまもさぞかしハップニングとお思いになったのではないでしょうか。後任の椅子に座ってから、もう一ヶ月にもなりましたので、ようやくハップニングのショックも治まりかけてきたところです。

 さて、「同窓会と大学(本学)との間を結んでいるものなーに」と尋ねられたら、卒業生ばかりではなく在校生からも「絆でーす」という答えが、間違いなく返ってくることでしょう。このような絆について、私には忘れがたい出来事がありました。それは平成17年から18年にかけて、本学が短期大学基準協会による第三者評価を受けたときのことです。訪問調査に訪れた評価員のお一人がALO(大学側の連絡者)の私に「貴学のホームページにリンクされている同窓会のページは、工事中だらけで貧弱ですね。同窓会とはどういう関係になっているのですか」というようなことを、かなりきつい口調で問いかけられました。このような口調は、「絆はボロボロで、今にも切れそうですね」というような意味合いにもとれます。確かに、当時の本学のホームページにリンクされている同窓会のホームページの大部分は、評価員がズバリ指摘されたようにお粗末で、本学側がお義理にリンクさせているかのような誤解をあたえかねないようなものでした。評価員の質問に私が窮したのは、申すまでもないことでした。

 それから7年近く年月が経った現在、絆はどうなったのでしょうか。ホームペ ージに対してかなりマイナスの評価をされた評価員に対して、私は胸を張ってこうお答えしようと思っています。「ご覧ください。太い絆が何本も見えるでしょう。あのホームページが完全に一新されました。同窓会が母校に対する各種の教育支援事業、後輩に対する就職支援事業、学生募集支援などに乗り出している状況が、はっきりと見えるではありませんか。」

 ここで、私なりに大学という立場から、もう少し絆について説明してみましょう。私は大学が卒業生の集まりである同窓会を重要なステークホルダー(利害関係者)として再認識し、永続的なパートナーシップ(絆)を築いていくべきものだと思っています。つまり、卒業生にとっては、大学は在学時代だけの関わりあいだけではなく、卒業後も色々な側面で関わりあいを持ち続けることができる存在だからです。大学と同窓会はお互いに絆を介して情報を発信し、互いに情報をモニターしつつ共存、共栄の道を歩む必要があると思います。そして、在校生と卒業生との間に張られた絆を利用して、専門人材育成の支援教育や専門者の継続教育をあらゆる面からサポートし続けることが重要だと思います。

 本学は明年、開学40周年目の節目を迎えます。北は北海道から、南は沖縄から本学に進学し、卒業生は13,000人を超えました。まさに、全国規模の“医療・福祉・保育系の総合短期大学”といっても過言ではありません。どうか同窓会の皆さまにおかれましては、皆さまお一人おひとりと本学との間を結んでいる多数の絆の存在を今一度確かめて、お互いが強力なパートナーシップを築き続けることを願って止みません。なお、最後になってしまいましたが、平成24年度も大学から同窓会に申請した多数の事業計画に対しまして、全面的なご支援を賜る決定の報を頂戴し、厚く深く御礼申し上げます。貴重な援助金を有効に活用し教育支援の実をあげたいと存じます。

 学長就任のご挨拶かたがた所信の一端と、同窓会のご支援に対する御礼を述 べさせていただきました。

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