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学長からの挨拶

同窓会設立40周年を迎えて


学長
小池 将文

 川崎医療短期大学同窓会は、1975年第二看護科の第1期卒業生を送り出した時に設立されてから、今年(2015)で40周年を迎えました。中庄の松島の丘に大学があることから、同窓会は「松丘会」と名づけられています。2015年10月10日の川崎学園の学園祭では、40周年記念事業として、オリンピックで活躍された岡山県出身の有森裕子さんを講師に迎えて、「よろこびを力に~有森流苦境を乗り越える方法~」と題する素晴らしい講演をしていただきました。夕方からは近くのレストランで、多くの卒業生の参加を得て、和やかで楽しい記念パーティーも開催されました。

 私は、長らく川崎医療福祉大学の教員をしていましたが、2015年4月から第9代目の学長に就任しました。学長1年生で、まだまだ不慣れなことも多いのですが、短大の卒業生がたくさん川崎学園で働いていること、それらの皆さんが中心になって同窓会活動も、各地に支部をつくり活発に行われていることを知り、とてもうれしく思っています。私自身は、国立大学の卒業生で長年同窓会の存在を知ることもなく過ごしてきましたが、独立行政法人になってから、ホームカミングデー、寄付金等の案内が来るようになり、県内の大学同窓会にたまに参加する程度です。友人に慶応大学の卒業生がいて、同窓会としての「三田会」の話を聞くと、卒業年次別、業種別、地域別の会も開催され、強い絆を持ちながら活動しているそうで、うらやましく思ったことがあります。

 大学を卒業して10年くらいは仕事と家庭に追われ、同期の仲間と連絡を取り合ったり、結婚式等で顔を合わせることはあっても、なかなか同窓会に出向いて行こうという気にならないものです。でも社会に出ると、職場の同僚の集まりのほかに、サークルの会、地域の町内会、県人会、高校の同窓会などいろいろなグループに加わることになり、次第に人生の幅も広がってきます。そしてこのような人のつながりこそが、自分の人生における最も大切な財産であると多くの優れた先人達が明言しています。

 川崎医療短期大学は、40年の間に医療福祉大学への改組転換等の変遷を経て今日に至っています。時代の流れの中で今後とも変貌を続けていくことは避けられませんが、どんな変化があろうとも、本学は医療に軸足を置いて、関係分野の専門職を養成していくことに変わりはありません。今後とも、卒業生の皆様の心のふるさととして、強固なパートナーシップを築いていきたいと願っています。

 最後になりましたが、本学へのご支援のお礼と松丘会のますますのご発展を祈念して、学長就任のあいさつに代えさせていただきます。

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