はじめに概要News恩師・同級生からのメッセージ同窓生の交流こんなときは?
HOME > News > 職場紹介 > 7期生 小田(藤田) 佳代子
病院の管理栄養士として日々患者さんの栄養管理を行っています!
川﨑医科大学総合医療センター 栄養部
7期生 小田(藤田) 佳代子

私は川崎医療短期大学を卒業後川崎医科大学附属川崎病院に就職し、約30年間病院の管理栄養士として勤務いたしました。学生時代に臨地実習で通った川崎病院は、平成28年12月に川崎医科大学総合医療センターとして新たに開院し、現在は当施設の栄養部長として日々患者さんの栄養管理、給食管理業務に奮闘しています。

私が病院栄養士として就職した当時は給食管理が主な業務内容でしたが、30年間の間に病院の管理栄養士の業務は飛躍的に変化し、集中治療室などの急性期から回復リハビリテーション病棟などの慢性期の患者さんまで、すべての疾患において栄養管理の重要性が謳われるようになりました。各チーム医療への参加が推進され、NSTをはじめ、糖尿病、褥瘡、摂食嚥下、緩和ケア、呼吸器ケア、脳卒中、心不全と数多くのチーム医療で患者さんの治療に携わっています。まさに30年以上前に栄養科の先生方がおっしゃられていた“臨床現場における管理栄養士像”が現実になっているのを感じます。これも栄養科の先生方のご指導と諸先輩方の努力の賜物であると日々感謝しています。

ベテランといわれるような年齢になってしまった私達のこれからの役割は、後進の育成だと思います。栄養科は川崎医療福祉大学の臨床栄養学科に移行され、現在も管理栄養士養成校として充実した臨地実習が実施されています。当施設にも数多くの実習生が臨地実習に来られ、30年前の階段下の実習室と一緒学んだ同級生の顔を懐かしく思い出しながら、学生指導をさせていただいています。

病院の管理栄養士は常に新しい情報を取り入れ、時代に合わせた対応を求められます。これからも、管理栄養士が医療や福祉の現場で躍進できるよう、松丘会の皆様と日々精進したいと思います。

実習室も広くなりました!
管理栄養士を目指す学生さん達
クリスマスの手作りケーキは
患者さんにも好評です