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病院の管理栄養士として患者さんのために奮闘しながら
大学院修士課程へ進学し自己研鑽しています
岡山済生会総合病院 栄養科
8期生 大原(川崎)秋子

私は短大卒業後、岡山済生会総合病院へ就職し約30年間、現在は管理者として患者さんの栄養管理・給食管理業務を行っています。急性期医療・救急医療・がん医療・緩和ケアを担う当院は、徒歩5分の距離にある岡山済生会外来センター病院(外来診察・地域包括ケア)と連携している全国でも珍しい総合病院です。2016年に新厨房となり、24時間温度管理システムを導入し、クックチル・ニュークックチルを活用しながら、患者さんに喜ばれ、治療の源となる食事を提供しております。病棟での栄養管理の歴史は長く、1971年から内科・外科病棟に管理栄養士を配置してきました。栄養食事指導、ミールラウンドでの食事調整、体成分測定など、患者さん一人ひとりに合わせた栄養管理のほか、カンファレンスでの情報交換や退院先への栄養情報提供なども行っています。直営ならではのスピード感で患者さんの要望に応え、「1口でも多く食べてもらい治療につなげたい」をモットーにしております。NST、糖尿病、腎臓病、肝臓病、RST、褥瘡、心臓リハビリ、術前サポート、せん妄・認知症、緩和ケア、退院調整など多数のチーム医療に参画して患者さんの栄養治療の一端を担っております。2022年診療報酬改定で新設された周術期栄養管理や外来化学療法の栄養食事指導等の算定も開始し、栄養管理の充実に努めております。

食事療法の実践の場としては、栄養食事指導をはじめ患者さんと多職種のスタッフが参加して行う病態別の料理教室があります。コロナ禍でもレシピ動画を作成して継続しています。また、緩和ケア病棟では、バイキングやデザートワゴンサービスを行い、楽しみながら選んでいただき、家族や友人との大切な時間を過ごして頂いております。また、院内にとどまらず、地域での健康教室にも医師と一緒に栄養の重要性をお話ししております。

病院の管理栄養士として勤務する中で、栄養・病態などより深く学び直したいと一念発起し、2020年春に川崎医療福祉大学大学院 修士課程へ進学しました。久しぶりの学生生活は新鮮で、短大や福祉大学卒業後に社会人入学した友人たちと共に学んでおります。

私自身、大変ありがたいことにまわりの人たちに恵まれ、いろいろなことに挑戦することができております。これからも人とのつながりを大切にして、病院管理栄養士として頑張りたいと思います。

NST回診
外来化学療法の栄養食事指導
緩和ケア病棟バイキング
料理教室(クリスマス料理)